おまえらが役に立たないので、おれ一人で完成させた。読んでくれ。

  監禁純愛物語

 あるところに、施錠まわりの道具を販売している防犯グッズ屋の娘がいた。名を斎藤らんという。
斎藤らんは、美少女を飼育してその様子を観察したいという欲求にかられて大学時代をすごしており、目をつけた少女である女子中学生を狙っていた。
 秘かに三か月間、女子中学生を尾行し、行動周期を把握した斎藤らんは、自動車に女子中学生を無理矢理連れ込んで、誘拐した。
 女子大生斎藤らんによる女子中学生監禁事件の発生である。誘拐された女子中学生は、あ
まりにも想像を超えた事態に対応できず、そのままマンションの一室に監禁されてしまった。
 女子中学生が驚いたことには、監禁部屋にはすでにもう一人の少女が監禁されており、もう半年も逃げ出せないということだった。
「半年も逃げ出せないんだ」
「うん。でも、絶対にあきらめないよ、わたし」
 監禁された二人の女子中学生は、お互いに励ましあって希望を見出した。