「ユリアン、何なのそれ?」
「これは母が僕宛に残した遺言状のようなものらしいんだけど、成人してから開封するように言われてきたんだ」
「そうなの…それより、私シャワーを浴びてくるわね」

「どれどれ…『ユリアン、これから書き残すことは心して読みなさい。ドリアン・ミンツ大尉はあなたの父親ではありません』………えっ!?」
「『あなたの本当の父親はシェーンコップという、当時軍戦科学校に通っていた人です。今はローゼンリッター連隊にいると………』」