第5章
あらすじ
ジャクト家の舞踏会に参加したキタはSQ1と参加者についての意見を交換していた。話は進み、ズイ・UB・ヘイトリイの順番となった。

承前

「植民者の間で謡われている歌にズイ・UB・ヘイトリイに関係するかもしれないものを発見しました。私はそれを録音し、文書化しました。文章でお読みになりますか?それとも録音をお聞きになりますか?」
このように聞いてくるということは、SQ1が意味だけをとるなら文書で良いと考えているが、司政官が希望すれば音声でも構わないと考えていることを意味する。ならば・・・キタは考えた。雰囲気をもつかむために録音を聞いたほうが良い。
「録音を聞かせてくれないか?」
再生が始まったのだろう。スピーカーの出力に若干の雑音が混じり始めた。

ズイズイずっころばし
ごまみそズイ
茶壺に追われて
とっぴんしゃん
抜けたら、どんどこしょ
俵のねずみが
米食ってちゅう、
ちゅうちゅうちゅう
おっとさんがよんでも、
おっかさんがよんでも、
行きっこなしよ
井戸のまわりで、
お茶碗欠いたのだぁれ

この話終わり。続かない