主人公がフィリピン系って分かって読むとモンキー野郎どもってのに人種差別的な意味合いが含まれているんだろうかなんて深読みしてしまって、いくら語呂は良くても原著に忠実なのは新訳のエイプの方。

当時のペーパーバックはとにかく原稿もらって出版して読者に届けるってのが最優先の自転車操業で満足な校正作業もなされなかったってのは新訳の「リトル・シスター」の解説で知った。

以前のスレで「月は無慈悲な夜の女王」で疑問に思った点を質したけど、深く考えるな、気にしたら負けみたいな回答をもらった。今の時代からするとテープに上書きして昔の大河ドラマが残ってないってなんてもったいないって思うけど、こうしたエンターテインメントもかつては使い捨て消費される贅沢な(?)時代だったんだなんてことを思うとそれも仕方ないかなんて気もする。