俺が言いたかったのは「夏への扉」が主人公が昔自分に酷いことをした相手が落ちぶれているのを見て「ざまぁみやがれ」って感じの感情を抱いたのが陰湿で肌に合わなかったってこと
それと現在よりも技術が発展した未来方が素晴らしいっていうのが根幹のテーマなのに、老いは醜いっていう相反するテーマが復讐劇の一幕として使われてるのも気に入らなかった
あと最後のピートに対して最後に負けるように仕組まれたロボットを渡してやろうって考えてたのも、陰湿な人間特有の歪んだ善意に感じた
「月は無慈悲な夜の女王」では自分が三人組の反乱分子のリーダーになる下りが、過度に主人公を褒め称える内容に強い承認要求を感じてちょっと厳しいと思った
それと自分の義手の力を誇示して「ニチャァ…」ってするのもオタクっぽくて苦手だった

勘違いして欲しくないのは俺が陰湿なオタクでそういうものに対して同族嫌悪してしまうからで、これらの小説が好きなひとは真っ当な人間だと思うよ
アシモフの「永遠の終わり」は陰湿な人間がタイムスリップする話で「夏への扉」と少なからず似通ってるお話なんだけど、これはストーリーが面白くて無意識の内にそれと比較してしまったのかもしれないわね
長文ごめんね