「三体」監修・立原透耶さんインタビュー 中国SF界に現れた、突然変異的なスペースオペラ

中国人SF作家・劉慈欣さんが手掛け、世界中でブームとなった小説『三体』(大森望ら訳、
立原透耶監修、早川書房)。三部作のうち日本では2019年に第1部の邦訳が、
そして今年6月には待望の2部『三体U 黒暗森林』が出版された。過酷で奇妙な環境の異星に住み、
人類を圧倒する科学力を持つ宇宙人「三体人」の謎と接触が描かれる第1部。続く第2部では
彼らの地球侵略にどう対抗するか、人類の切り札「面壁計画」を中心に量子力学や宇宙艦隊など
ハードSF要素満載の展開が続く。

今時ちょっと珍しい、小松左京など往年の古典を彷彿とさせる大作だ。本作はなぜ中国で生まれ、
そして大ヒットを遂げたのか。邦訳版を監修した作家の立原透耶さんに聞いた。

くそつまらなさそう!