NASA「ゲートウェイ」2024年に建設開始、最初の打ち上げにファルコンヘビーを選定

 アメリカ航空宇宙局(NASA)は現地時間2月10日、建設の準備が進められている月周回有人拠点「ゲートウェイ」について、最初の打ち上げを担うロケットにスペースXの「ファルコンヘビー」が選定されたことを発表しました。
 打ち上げは2024年5月以降とされており、これをもってゲートウェイの建設がスタートすることになります。

 NASAによるとゲートウェイは国際宇宙ステーション(ISS)のおよそ6分の1の大きさで、有人月面探査計画「アルテミス」における中継地点として機能します。
 ゲートウェイが建設されるのは地球からの輸送コストが月の低軌道に建設する場合と比べて約7割と比較的小さな「NRHO(near-rectilinear halo orbit)」と呼ばれる細長い楕円軌道で、アルテミス計画で探査が予定されている月の南極域を長時間見通せることから月面と地球の通信を中継することも可能です。

sorae 2021-02-11
https://sorae.info/space/20210211-gateway.html