早川の世界SF全集には、江戸川乱歩「押絵と旅する男」、渡辺温「兵隊の死」、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」、
中島敦「山月記」などが日本のSFとして収録されている

上にあげた作品の場合、作家本人はSFとして書いていないだろうし、他の著作もSFではない

結局は、どれがSFでどれがSFでないかなど、各人が自分たちの都合や主観で選んでいるに過ぎないし、
上の本など、出版社がSFとして売りたいからそうしている面も大きい

さらに言うと、現在の流れでは、SFと言うと売れなくなるからSFとは言わないという選択も存在する

下は、某漫画家が自分の作品をSFではないと公言している理由

Q.SF業界はたしかに厳しいですが、その理由はどこにありますか?

A.SFを取り巻く環境が老朽化というか墓場のミイラみたいになっちゃっていますよね。
  当時は全盛期だったんだけど、僕の感覚ではすごく古くさいものになっちゃっていて、
  だからSFではないものにしたいと思った。

ラノベの場合も、むしろSFと言わない方がより多くの人たちに売れるんだろうな