平井は文章の勢いや雰囲気にこだわり過ぎて、勝手に足したり引いたり、誤訳もあるタイプ。

原文
Harker evidently meant to try the matter, for he had ready his great Kukri knife and made a fierce and sudden cut at him. The blow was a powerful one; only the diabolical quickness of the Count's leap back saved him. A second less and the trenchant blade had shorn through his heart. As it was, the point just cut the cloth of his coat,

平井
ジョナサンは容赦なく、持ったる短剣を逆手にふりかざすと、突然激しく切ってかかった。太刀風すごく、あわやと見るより、伯爵は鬼神のごとくサッとうしろへ身を引く。その隙をすかさず打ちこむ二番太刀は、相手の心臓をグサリと突き刺したかと思われたが、惜しや手元が狂ったか、切り込んだは刃先は、魔人の衣装を胸先かけて、ビリビリと切り裂いたばかり。

DeepL
ハーカーは明らかにこの問題を試すつもりだったようで、大きなククリナイフを構えて、激しく、突然、彼に切りかかったのだ。その一撃は強烈なものであったが、伯爵の跳躍が極悪非道なほど素早かったため、彼は助かった。あと一秒遅ければ、その刃は彼の心臓を切り裂いていただろう。しかし、その刃の先端はちょうど彼の上着の布を切り、