異星の客という小説はフリーセックスなどを描いてるが人肉食を礼賛してるというのだろうか?
だとしたら創元社という出版社はそういう価値観を広めたいのだろうか?
また、そういう具体的に描写された物事自体を実践することがリバタリアニズムだと思うんだろうか?
あれを読んだらみんなマンソンファミリーみたいにイカれた暮らしをしようとするのかい?

もちろんそんなわけはない
物語の中でタブーに挑戦することで、当たり前と信じてきた様な価値観の外から自分の生きてる世界を見るための実験だ
マンソンファミリーは小学生並みに幼稚だ

月は無慈悲な夜の女王だって「もしも」の世界であって
そこには人間社会を営んでいく上で今の地球上の社会と変わらない原理が働いており、それが彼らを苦しめている
(つまり、現代の延長で月社会を営もうとしたらみんなが苦しむといっている)
その文脈でフリーランチの一節が出てくるわけだ

ハインラインはフリーランチがないことが望ましい世界であると主張してると思い込むのだとしたら
ジュブナイル作品から読み進めたほうがいいだろうね