>>100
森優は次のように発言しているよ。
それで思いきって早川書房を辞めたら、ちょうどその当時SFマガジンに同時連載中だった『狼のレクイエム』と絵物語版の『真・幻魔大戦』の両方を突然打ち切っちゃたんです。 もちろん、わたしは必死に止めましたよ、「気持ちは嬉しいが、読者のことを第一に考えてくれ」って。 でも「俺はSFマガジンのために書いているんじゃない、森優のために書いているんだ」って。あれにはほとほと参りました。
https://github.com/WO8TimeSpace175ZERO2/kgw-rsrc/blob/master/docs/assets/koramus_a/koramu001historyb/morimasaru_evidence.jpg

『新・幻魔大戦』と『狼のレクイエム』は、昭和四十九年(一九七四)当時、SFマガジン誌で同時連載という状況だったんだよ。
狼のレクイエムと新・幻魔大戦を不定期に交互に組み替えながら連載するという風にして作品を発表していたのじゃないの。
だからWikipediaに書いていることは正しいよ。

ウルフレター(「狼ウルフより若き友への手紙」の文庫改訂版)のP65-P66にも
ウルフガイ第三部『狼のレクイエム』は、森優SFM編集長の退社を機に中断、書き下しとして祥伝社のノン・ノベルで出版します。
と書いているし、
徳間文庫刊行の新幻魔大戦の自筆年譜や平井和正全集 「メガロポリスの虎」の巻末に収録された平井和正年譜にも
昭和四十九年に同様のことが書かれている。