サルがシェークスピアを書き上げることはない 「無限のサル定理」研究

【11月1日 AFP】サルに非常に長時間、適当にキーボードを打たせておけば、いつかはシェイクスピア(Shakespeare)の作品の文章を書き上げる──これは無限の時間があれば、理論的には可能ながら極めて起こりにくいことが、確率的に起こり得るとする思考実験で、「無限のサル定理(Infinite Monkey Theorem)」と呼ばれる。

 だが、オーストラリアの2人の数学者はこの定理に疑義を呈し、たとえ世界中の全チンパンジーが宇宙の終わりまでキーボードを打ち続けたとしても、シェイクスピアの作品を書き上げることは「ほぼ確実にない」と結論付けた。
後略