>>135
続き
【同盟首都ハイネセンでは、遠征軍からの大規模な要求に対して、賛否両派が激論を闘わせていた。
 賛成派は主張する――もともと遠征の目的は帝政の重圧にあえぐ帝国の民衆を解放するにある。五〇〇〇万もの民衆を飢餓から救うのは人道上からも当然である。また、わが軍が彼らを救済したと知れば、帝政への反発とあいまって、民心が同盟に傾くのは必然である。軍事的理由からも政治的意義からも、遠征軍の要求に応じ、占領地住民に食糧その他を供与すべきである……。】