喪われたぬこに寄せる悲しみは深い。
あるいは滅びに至る道を数基の細胞シリンダーに秘め、
あるいは栄光のもふもふへの確証を伏せ、
なお我々の手の届かないところにある。
人類は常におのれのもふについての考慮を忘れてはならない。
滅びに至る道は長く、そしてその道を辿るぬこにそれと気付かせない平穏な行程を示すからだ。
イッヌ・カイギョウテングリ著
星間ぬこ史 第二十巻
>>318章 ぬことフェラリアより