案外オーベルシュタインこそ余人で替えのきく人物な気がする
取り締まりの苛烈さはケスラーにも可能だし、策謀についてもヒルダお嬢さんやロイエンタールがカバーできてたし、ラインハルト自身も得意な分野でもある
覇道を進むなら手を汚す必要もある、という点においてオーベルシュタインは適任だったけど、本来ラインハルトは公正さと公平さと誠実さを持ってゴ王朝のアンチテーゼとして立ち上がったわけで

オーベルシュタインがやってきたことは、戦場における用兵と同じ
結果を得るために効率よく味方を殺す(害す)っていうやり方でそれを徹底してた
最後は自分も含めていたしね
でも戦場じゃないからこそビッテンフェルトやミッターマイヤーが反発を覚えてたわけだ
オーベルシュタインがいなければもっと多くの死者数になっていたかもしれないが、
遺恨の残り具合や理不尽な死の数は減っていたかもね

とは思う