早ければ2月に「人類は再び月」へ、米中ムーンレースの現時点
鈴木喜生 | Official Columnist フリー編集者

 NASAはクルー4名を乗せた「オリオン宇宙船」を、早ければ2026年2月5日に月近傍に向けて打ち上げる。
 これが実現すればアポロ17号以来、人類は53年ぶりに月を再訪することになる。
 また、2026年には米民間企業による3機の無人輸送機が月面着陸に臨み、8月には中国も「嫦娥(じょうが)7号」を月南極へ送り込む。
 各国の月開拓プロジェクトは近年加速しており、この傾向は少なくとも米中の月面到達レースに決着がつく2020年代末まで続くと予想される。
後略