>>620

 (向かってくるシャドウ隊員達を 矢車が次々と 激しい身のこなしで、一撃の下に蹴り倒していく)

 (矢車が コートの襟を掴んで、荒々しく 一振りする)
 (矢車が通り過ぎた後には、死屍累々の戦場の如く、シャドウ隊員達の身体が 通路上に転がっている)

影山 「う゛ぅ……」

 (一呼吸ついた矢車が 足元に倒れている影山に 声を掛ける)

矢車 「影山、(しゃがみ込む) 笑え、 笑えよ…」

影山 「…… (困惑)」

 (矢車の意図が掴めない影山は ただ 荒い呼吸を繰り返しながら、無言で 矢車を見つめる)
 (矢車は つまらなそうに、まあ、いい、といった表情を浮かべて 立ち上がる)