特撮の歴史を見ると大きなターニングポイントをひとつみつけることができる
それは漫画家石ノ森原作特撮
71年の仮面ライダーはまだ既存の孤独なヒーロー像を踏襲していたが
同時期に採用された魔女先生からコメディ路線調の特撮色を強めていく
そして戦隊ゴレンジャーが75年に
これには裏事情があってライダーの放送がTBS系に流れ
それまでのNET系列に提供したものが戦隊ゴレンジャー
いわゆる低コストで製作される特撮の定番となっていく
たしか生田スタジオの山の中にあの車が放置駐車されていたのどかな時代w
また75年を機に石ノ森原作特撮は乱造されていくことになる
アクマイザー、キョーダイン、カゲスター、ビビューン、ズバット、鉄人17、ジャッカー、ドリ
しかし、ジャッカーの失敗でマーベルコラボの東映スパイダーマンの構成が模索され
これが戦隊シリーズへと引き継がれる。
いっせつに78年の銀河大戦に仕事量を割かれたため戦隊シリーズに関わらなくなったためとも
いわれているがこれは戦隊シリーズにとって幸いしたw
これ以降マシンマン、ネムリン、バイクロッサー、ぼっくん、と低調な作品を連発し
石ノ森かよと飽きられていた中ハード組から不思議シリーズで再起する
そして不思議少女シリーズにつながるわけだがこれもコメディ特撮という路線
つまり石ノ森の本質は特撮においてコメディ特撮という糸が見えるようなチープな特撮
お約束があってはじめて生きるというもの
これはお約束設定が過剰に多い中国武侠ドラマと同じ構造をもつ
お約束がわからなけりゃポカーンになるのは当たり前w