>>451

 (霧が立ち込めるトンネル内に降り立った加賀美は バスの後方に向かって、一人 歩いていく)
 (妖しい童歌は いつの間にか止んでおり、加賀美の靴音だけが トンネル内に木霊する)

 (途中で歩みを止めた加賀美が、厳しい表情で トンネルの先を見据える)

 (其処には、外から射し込む眩い逆光の中に、ワームの影が大量に蠢き、此方に迫って来ている)
 (その中には、レプトーフィスワームも居り、不気味な昆虫の鳴き声を響かせている)