四号家にはならなかったけど、四号を代表して貴利矢さんに絡んでいただいた。



貴利矢「ほかのライダーたちみたいに兄弟ってわけじゃないんだけど、一応四号ライダーにも連絡網みたいなのがあってさ。
自分が管理任されてるから連絡先だけ交換しといてくれない?」
道長「必要ない」
貴利矢「まーねー……衣食住問題なくて社会不適合ってわけでもない相手にはありがた迷惑だと自分も思うんだけどさ。
でも、自分で妥協しておかないとほかのライダーが大挙して押しかけてくる可能性もあるぜ?」
道長「は!?何でそうなる!?」
貴利矢「いやー、ウチの連中も三号家も口をそろえて、『いつか無茶な戦い方をして大怪我する』『リスクの高い変身躊躇しなさそう』
『すでにゾンビバックルが人体に悪影響を及ぼしている可能性はないか』『ゾンビと名の付くアイテムに信用がおけない』って心配しててさー」
道長「何だそれ……会ったこともない相手の心配なんて、随分なお人よしだな」
貴利矢「お人よしなのは否定しないけど。まあ、アンタがとんでもない無茶してとんでもない大怪我したウチの三号にちょーっと似ててね、それでかな。
大先生なんか自分が緊急オペできるよう段取り組んでたし。弟が担ぎ込まれて発狂してたけど」
道長「弟?」
貴利矢「アンタのとこの二号。タイクーンだっけ?
あの子、大怪我してリタイアしただろ?いくらそっちのゲームが終われば怪我もなかったことになるとはいえ、治療しないわけにもね。
ああ、大先生……彼のお兄さんがいるからこっちの病院に運ばれたけど、緊急オペってほどではなかったから、そこは安心して」
道長「……そうかよ」
貴利矢「あと、ライダーバトルの先達から戦闘狂の連続殺人鬼がそっちのゲームに興味持っちゃったって連絡が一号家経由で来ててさ……」
道長「殺人鬼!?……いや、だとしても俺に何の関係があるんだよ。そもそもそんな奴デザイアグランプリに参加できるわけが、」
貴利矢「そいつがむこうさんの四号ライダー枠だから」
道長「どうなってるんだよその世界のライダー!?!?」
貴利矢「ははははは。……まあ、そんなわけで、面倒起きないよう……というよりは起きたときの緊急窓口として、連絡先交換しといてくれる?」
道長「…………、……チッ」

(連絡先交換中)

貴利矢「あ、そうそう。これは完全に任意だけど。
万が一怪我したときにギーツとタイクーンの兄弟が勤める病院に搬送されたくなかったら、四号ライダーに外科医いるから紹介するけど、どうする?」
道長「…………会えばいいんだろ、会えば!」



道長くん、兄弟ができたから同居は抵抗ありそうだけど、時々様子伺いの連絡くるくらいなら律儀に返事してくれそうだと思って。