と、ここで時刻表示のメッセージへと戻ります。
(ところで、これがなつみの死の瞬間を表すとすれば、まさに「ダイイング・メッセージ」ですね)
文章にすると、「なつみと胎児は、出産日の前に西に着いた」となります。
語感的に、「なつみ」と「胎児」が同等の立場にあるように感じられるのです。
事実、この二者は、天国への分岐点があったにも関わらず、地獄入りの直前まで行動を共にしています。
「胎児」は意志を持ち得ませんから、この死に関して何らの責任を持たないことは明白です。
要するに「自殺」は不可能だということです。言うまでもありませんが。
そして、この「胎児」と立場を等しく置かれている「なつみ」もこの死には責任を持たない。
つまり、「自殺」はしていない、ということになるのです!少し強引ですが。
ただ、もしなつみが自殺していたなら、当然「胎児」の死に関して責任を持つわけであり、
「NATSUMI AND OH」のように同等に表されないのはもちろん、何よりも、
あの天国と地獄の分岐点で別の方向に分かれていたはずだと思われるのです。
やはりこれは、「NATSUMI AND OH」以外の何者かによって死に至った、
つまり、「他殺」ではないかと考えるのです。

とここで眠くなりました。すみません途切れ途切れで。また明日。