誰も見ていないな。お久しぶりの僕です。
しょーもない。いくら立派な講師がいて中身のある講義をしても、生徒がこんなんじゃ、ダメでしょ。って思います僕は。
あきれ果てた顔が浮かぶ。
ということで久しぶりに草葉の陰から、勢いだけでやってみましょう。僕が。

・いつも何度でも

まず、この歌の危ういところは、この部分。

>かなしみの数を 言い尽くすより
>同じくちびるで そっとうたおう

1 悲しみ無責任な口先系応援ソングにも成りそうなところだし、
2 悲しみを強く歌ってる本曲の自己矛盾にもなりうる。

1は、まあ、誤解されそう。悲しみと真正面に向きあわないのか? って。
2は更に深刻。この歌そのものを欺瞞にさせてしまいそうな表現だ。


何せ、ここに至るまで、この人はかなしみや死をたくさん描写している。特に

>生きている不思議 死んでいく不思議
>花も風も街も みんなおなじ

に至っては終わりを、個人ではなく自然、人工物、全てに広げている。
街が死ぬも印象的だし、風が死ぬも印象的。