プログラミングのスタイルは最初に読んだ入門書によって決定
されてしまう。あたかもimprintingのように。
Cの学習途上で最初にこの著作に触れることが出来た人間は幸いだと思う。
著者は知る人ぞ知るネット上の有名人であり、fjなどの発言は
辛口だが氏の妥協を許さない哲人としてのエスプリに溢れていて
読んでるものの居住まいを正してくれる。

この著作にもその厳しい姿勢が存分に現れていて、読むものをプログラミング
について哲学させずには措かない。
頑固だが、読む労力に十分報いてくれる、Cの入門書の傑作である。