2011年数学IIB第6問
    nを2以上の自然数とし、以下の操作を考える。
     (i)nが偶数ならば、nを2で割る。
     (ii)nが奇数ならば、nを3倍して1を加える。
    与えられた2以上の自然数にこの操作を行い、得られた自然数が1でなければ、
    得られた自然数にこの操作を繰り返す。2以上10の5乗以下の自然数から始めると、
    この操作を何回か繰り返すことで必ず1が得られることが確かめられている。
    たとえば、10から始めると
     10→5→16→8→4→2→1
    である。ただし、a→bは1回の操作で自然数aから自然数bが得られたことを意味する。
    Nを2以上10の5乗以下の自然数とするとき、F(N)をNから始めて1が得られるまでの
    上記の操作の回数と定義する。また、F(1)=0とおく。たとえば、上の例から、
    F(10)=6である。
    (1)F(6)=「ア」、F(11)=「イウ」である。
    (2)10の5乗以下の自然数Nについて、F(N)を求めるため、次のような「プログラム」を作った。
    ただし、INT(X)はXを超えない最大の整数を表す関数である。
    「プログラム」
    100 INPUT N
    110 LET I=N
    120 LET C=0
    130 IF I=1 THEN GOTO 「エ」
    140 IF INT(I/2)*2=I THEN
    150 「オ」
    160 GOTO 190
    170 END IF
    180 LET I=3*I+1
    190 「カ」
    200 「キ」
    210 PRINT "F(";N;")=";C
    220 END