>>210
言語仕様と言う意味では、その言語のコア機能だけで実装出来ない機能は
言語仕様に入れて良いと思う。C のコア機能だけではスレッドは実装する事が
出来ないので、スレッドを言語仕様に入れるのは問題無いでしょう。

それ以外にも、よく使用される機能が何度も繰り返し再実装されるのを避ける為に
言語仕様を定めるのも理に適っていると思う。昨今の CPU 実装の変化を考えると
スレッドはますます使用頻度が増えて行くのは確実で、言語仕様に入れるのは
正しいと思う。

標準仕様に含める事で、ポータビリティが上がるという利点もある。統一的な
仕様を決めておく事で、色々なプラットフォームで動作するプログラムを
効率よく実装する事が出来る。移植性の高いマルチスレッドのコードが書ける
様になるのは歓迎すべき事だと思う。

副次的な効果として、C の教科書でスレッドを教えるのが容易になるという点も
意外と重要じゃないかと思う。標準仕様で定まっていれば、初学者が学習する際に
迷う事が少なくなり、マルチスレッドプログラミングの普及がより進むと思う。

Programming languages should be designed not by piling feature on top of feature...
という一節が有名だけど、今の時代、スレッドは言語に含まれてしかるべき
機能だと思うよ。