>>416
Intel 8080 の改良版が、Z80。
以下、同じ命令を、8080とZ80について書いてみる。
Z80の方が現代のアセンブリ言語に近く、人間には覚え易くて
理解しやすいが、アセンブラの作成が当時としては難しくなった。
Z80がなぜ人気が爆発したか、これだけ見ても分かるかと思う。

【8080】
MVI A,byte  ; A <-- byte  // move immediate を略して MVI
MOV A,B   ; A <-- B   // 意味は同じなのに、第二オペランド
               // がレジスタに変わったなっただけで命令表記が変わる。
MOV A,M   ; A <--(HL)  // M の意味は、(HL)
MOV H,A   ; H <-- A
MOV L,A   ; L <-- A
LXI H,word  ; HL <-- word  // これも意味は move なのに命令が変わる。
LHLD word   ; HL <---(word) // これも、現代なら単に(word)と書けばいいとこ
                // ろが命令自体を変えなければならなかった。

【Z80】
LD A,byte
LD A,B
LD A,(HL)
LD H,A
LD L,A
LD HL,word
LD HL,(word)

【参考】
http://nemesis.lonestar.org/computers/tandy/software/apps/m4/qd/opcodes.html