Intel 8080 の改良版が、Z80。
以下、同じ命令を、8080とZ80について書いてみる。
Z80の方が現代のアセンブリ言語に近く、人間には覚え易くて
理解しやすいが、アセンブラの作成が当時としては難しくなった。
Z80がなぜ人気が爆発したか、これだけ見ても分かるかと思う。
【8080】
MVI A,byte ; A <-- byte // move immediate を略して MVI
MOV A,B ; A <-- B // 意味は同じなのに、第二オペランド
// がレジスタに変わったなっただけで命令表記が変わる。
MOV A,M ; A <--(HL) // M の意味は、(HL)
MOV H,A ; H <-- A
MOV L,A ; L <-- A
LXI H,word ; HL <-- word // これも意味は move なのに命令が変わる。
LHLD word ; HL <---(word) // これも、現代なら単に(word)と書けばいいとこ
// ろが命令自体を変えなければならなかった。
【Z80】
LD A,byte
LD A,B
LD A,(HL)
LD H,A
LD L,A
LD HL,word
LD HL,(word)
【参考】
http://nemesis.lonestar.org/computers/tandy/software/apps/m4/qd/opcodes.html