RDF等に関しては自然言語処理よりはウェブマイニング(広義の人工知能研究)で盛んに
研究されていますが、ほとんどの研究は英語が対象で、日本語でちゃんとしたリソースは
作られていないというのが現状だと思います。だからどう(日本語でも作るべき)だとい
うわけではないですが、少なくとも東ロボのプロジェクト期間内にどうこうできるという話ではないでしょう。
個人的には、ここは確かに研究の余地があるところだと思っているのですが、英語で書かれた
リソースと比べると日本語で書かれたリソースが少ない(かつ分野が偏っている)という問題と、
日本語が英語と比べると処理しにくいという問題のため、英語のように精度の高いリソースを
作るのはそんなに簡単ではないと思っています。(たとえば、英語だと2つの名詞句の間の文字列
を取ってくれば、だいたい述語が取れるので、構文解析によらない頑健な処理ができますが、
日本語では述語は文の末尾に出現するので、係り受け解析をしないと述語が分からず、なかなか頑健にはできなさそう)
http://d.hatena.ne.jp/mamoruk/20140902