>>912
べつに統計的な手法を機械翻訳に適用するなとかは
言ってない。むしろ必要だと思っている。
「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」
「ごきげんいかが」「どういたしまして」なんかは、
パターンで検出してパターンで答えるのが定跡だし。
とくにコンピュータの記憶容量は、そこいらの人間をはるかに
超えている(コンピュータに辞書を何冊も突っ込むことは
できるが、普通の人間は辞書を丸暗記しない)ので、
定型文に関しては、機械翻訳はすでに人間を超えていると
言っていい。
「ここで遭ったが百年目」とくれば「盲亀の浮木優曇華の、
花の咲きたる心地して(中略)いざ尋常に勝負勝ぉぉお負っ!」
くらいのことは、コンピュータには簡単。
ただ、あんまり口うるさいと、ユーザには不評。
「泰山鳴動して鼠一匹」「あれはローマの諺なので
『大山』が正解」
「高根の花」「正しくは『高嶺の花』。『富士の高嶺』と
同様」
とか言ってると「うるせぇな!」ということになる。