Smalltalk発のメッセージングのオブジェクト指向が「本物」とか言ってる時点でオブジェクト指向の理解にかなり問題がある

アラン・ケイのメッセージングのオブジェクト指向は、設計・実装・実行・運用・保守とあらゆる局面における
「遅延結合」(…という表現だと実行時のみにひっぱられる人がいるので「決定の遅延」の方がベターか)を
メッセージングというお題目を通じて実践・徹底・サポートするアイデア
http://d.hatena.ne.jp/katzchang/20080807/p2
http://metatoys.org/oxymoron/oxymoron.html

いろいろやり残した事はあるけど、ケイも興味を失っているし、このアイデアを試す実験自体、彼がSqueakを離れた時点で終了している

一方でC++発の抽象データ型のオブジェクト指向は、例えば型推論や型クラスといった関数型のコミュニティ発の優れたアイデアを
取り入れた賢い型システムを構築してどんどん進化していて、「本物」を語るならむしろこっちをちゃんと勉強して突き詰めた方がいい


長くなったけど伝えたいことは一つだけ。

“「本物」のオブジェクト指向を知りたいなら、「メッセージ」のことはもう忘れろ”