実は、PrintWindow(HWND hWnd, HDC hDC, DWORD flag) API を使うと、HDC をプロセスの
垣根を越えて渡せるんだ。プロセスA からプロセス B に HDC を渡す場合、
プロセスA で、PrintWindow() API を呼び出す。hWnd にはプロセスBで作成した
Window の HWND を、hDC には、プロセスAに所属している HDC を渡す。
MFCを使って実験してみると、この場合、プロセスBの hWnd にWM_PRINT メッセージが
来るが、OnPrint() ハンドラが BeginPaint(), EndPaint() を使わずに、メッセージから受け取った
hDC を CDC *pDC に入れて、WM_PAINT の時と同じ OnDraw() を呼び出すらしい。
らしいと言ったのは、もしかしたら、MFCが途中で何らかの手を加えている可能性があるから。
で興味深いのは、この時の pDC->m_hDC の値は、プロセスA のオリジナルの値とは
数値的には異なっていると言うこと。
推定ではあるが、PrintWindow() API を使うと、Windows System が、プロセスA での hDC の
識別番号とは異なる識別番号を、WM_PRINT メッセージのの hDC に与える。
これは、>>337 で書いているとおり、HDC は、process private だから、プロセスごとに
「名前空間」が異なるため、プロセスの垣根を越えるときには、同じ値をそのまま使うことは
出来ないため。
でも、結局、「番号」が変わっているだけで、同じ Device Context を「指している」ので、
効率よく 描画動作を行える。
この API を使えば、プロセスA で用意した実DC や メモリーDC に、プロセスB の OnDraw()
によって直接書き込ませることが出来ることを確認済み。
探検
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338デフォルトの名無しさん
2018/12/18(火) 08:47:01.21ID:G1V4hdx+■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
