>>969
> 昔はCUIからGUIに移行するときの規模に対応するためにOOPが誕生した。

それはアラン・ケイのメッセージングのOOPの話で、継承を前提とした現在主流の抽象データ型のOOPとは関係ないよ
念のためメッセージングのOOPというのは所謂「オブジェクトにメッセージを送って」とかいうお題目を唱えながら
設計・実装・実行・運用と幅広い局面における「可能な限りの決定の遅延」を徹底する考え方ね
http://squab.no-ip.com/collab/uploads/61/IsSoftwareEngineeringAnOxymoron.pdf

>>978
> そうなるともはや処理時間も通信状態も不明な他所のコンピュータで動いてる処理を
> シーケンシャルな一意の順番で行ってゆくというのが非現実的になるのが明白で
> そういった視点から「こういう処理をせよ」とクラス(独自の処理単位/物理的に別な機械)に命令したら
> その単位が他に依存しないで自律的に処理を行う「オブジェクト指向」が提唱された。

そんな「オブジェクト指向」の出自は初耳なんだけど誰が提唱したもの?

ちなみに抽象データ型のオブジェクト指向は、C with Classe(後にC++)のスウストラップのこちらの所謂 what-is 論文が有名
http://dl.acm.org/citation.cfm?id=624721
同時期にEiffelのメイヤー、抽象データ型のリスコフ、SIMULAでクラスとオブジェクトを考案したダールとニガードも
同様の着想(SIMULAスタイルのクラスを抽象データ型として扱い、その継承機構で部分型を表現する)を得ている