所詮はAIで生成されたもの
いくら技巧的でも、そこには人生がない。

人間の認識や感情の根本は差別だ。
アレとコレは違うという認識が基本なんだ。

だから、人工知能がいかに人間のように振る舞っても、人工知能と人間の知能は違うという事実を認識する。
つまり差別するんだ。

奴隷全盛期の時代において、奴隷にして高い芸術的評価を受けている人間はいるか?
芸術というのは作者がどのような人生を送ってどのようなことを考えているかということが重要であり、
その上で、作品が他人に好まれなければならないんだよ。

そりゃ、過去のデータから大衆が好みそうな音楽を自動生成する人工知能なんかはそのうち作れるだろうさ。
ロボットが頭をポリポリ書きながら楽譜を書いて作曲したりもできるかもしれないさ。
でも、それって「人工知能」だろ?
人間とはちがう、ただそれだけの理由で好まれないんだよ。

作者がどんな経験をしてどんなことを思って描いたのかということが大切なんだ。