アインシュタイン『すべての宗教、芸術、科学は、同じ一つの木の枝である。』

-考察-
この言葉を説明するとしたら、その『木の根っこ』にあるのは、あれしかない。『真理』だ。そして、『愛』であり、『神』だ。

しかし私は、これらの言葉が全て同じものを指していると考えていて、そう仮定した場合でも、アインシュタインの言葉とつじつまは合うのである。

-アインシュタインの言葉を自分のものにする-
例えば、『四聖』に数えられる、

孔子、 ソクラテス、ブッダ、キリスト

彼らの言葉を一通り見たが、私が見出した彼らの教えの共通点は2つあって、まず一つ目は『自分の心に目を向けるべし』ということ。そしてもう一つは、『真理を説いたこと』なのである。

彼らの言葉は、確かにその教えや表現は微妙に違うのだが、真剣に向き合って内省してれば、(どれも同じものに目を向けている)という事実が、浮き彫りになってくる。それこそが、真理であり、愛であり、神なのだ。

ラ・フォンテーヌは言った。
『すべての道は、ローマに通ず。』

私は、この『結局、辿り着く場所が同じ』という現実を考えた時、
(もしかしたら、『神』という実体は、私が認識して理解できていて、この世に普遍的かつ絶対的に広がっていて、圧倒的な強い支持を得ている『愛』や、『真理』と、ほぼ同じものなのではないだろうか?)

という強い意識が芽生えるようになった。そして、そんな私からすれば、このアインシュタインの言葉を理解するのは難しくはない。
『同じ一つの木の枝』も、『結局、辿り着く場所が同じ』も『この世には、圧倒的な根っこが存在している。』ことを示唆する言葉となっているのである。

『そこ』から離れれば離れるほど、人間の心は虚無に陥る。これは、非常に興味深い事実である。