そもそもオブジェクト指向がさも特別で崇高な存在だ、なんてのはJava教団がそうしたがっているだけで、
実際のところは、Cで大規模コードを扱うと、最初はstruct*、次に関数ポインタの嵐になり、
これらをどうにかしてコンパイラに自動的にやらせよう、として生まれたのがC++のオブジェクト指向だ。
だから既に言ったがC→オブジェクト指向は完全に地続きなんだよ。
これは出自からしても当然で、
Cの典型的な問題点を新たな言語サポートにより解決することを目指したものがC++だから。
逆に言えば、C++98で搭載されている機能はほぼ全てCの問題点の克服であり、
Cを使いこなしていた連中にとっては当たり前に「その気持ちは分かる」ものでしかない。(なお同意するかは別)
そしてオブジェクト指向もこの中に入っている。
だから当初からオブジェクト指向の有効性をわざわざC++で語る意味はなかったし、
他お手軽系言語が乱立している現在、さらに輪をかけてその必要性がなくなっている。