感覚というものについて考えよう。

我々は無意識に感覚というものを感じ取ることが出来る。ほとんどの感覚は無意識だ。
しかし、無意識でも頭脳は考えているに違いない。
一つの整数に関する感覚に限定すれば、「ゼロか?」「1か?」「小さい数か?」「大きい数か?」「奇数か?」「偶数か?」「3の倍数か?」
など様々ある。これらはほとんど意識しなくても、多くの場合、経験により、整数を知覚した瞬間に感じ取ることができる(ただし、おそらく3の倍数の判定は単純な数的感覚とは言えない)。
つまり、整数を知覚した瞬間に様々な感覚が吟味される。
ある入力データに対して知能が有する様々な感覚が返す出力データを綜合したものを「感覚マップ」という。