>>186
Cさえやったことないんじゃメモリ管理について説明するのは難しいな
ざっくり説明すると

C言語ではmalloc, freeを使ってプログラマが自力でメモリ管理を行う
よって、きちんとメモリ管理ができていない場合は実行時にバグになる。

対して、GCありの言語は実行時にGCがバックグラウンドで動いて自動でメモリ管理を行ってくれる
メモリ管理は実行時に自動で行われるのでプログラマは基本的にメモリ管理を行う必要はない
ただし、GCの挙動をしっかり理解していないとメモリリークのバグになることもある

そして、Rustはメモリ管理をコンパイラがコンパイル時に行う
つまり、メモリ管理ができていない場合はコンパイルエラーになる
コンパイラが正しくメモリ管理を行うためにRustには
所有権・借用・ライフタイムというルールが存在する
このルールを守らないとコンパイルが通らないため絶対に理解する必要があるが
このルールをきちんと理解してコードを書くのがなかなかに難しい
それと、このルールを完璧に遵守しようとすると循環参照さえ出来なくなる
なので循環参照等の少し複雑なことをやろうとした場合は
標準ライブラリとして用意されているRc, Weak, RefCell等の使い方も知る必要がある
因みにRc, Weak, RefCellの中身ではunsafeコードが多用されていている
unsafeコードの中ではルールを無視できる代わりにコンパイラがチェックを行わない
つまり、unsafeの中だけはCと同じように自力でメモリ管理する必要がある
だからこの言語は他言語と比べて学習コストが圧倒的に高い