昔々 MS-DOS (更にそれの元になった CP/M)はファイル名に固定で3文字の拡張子があり、
それによって実行ファイルかどうかを判定していて、Windows はそれを引き継いでいるので
拡張子を使っているだけ。

UNIX系OSはそもそも拡張子という概念はなく、実行ファイルは実行パーミッションのビットが
立っているかどうかで判定していた。C言語のソースに .c を付けたりはするが、あれは拡張子
ではなく接尾辞で主に人間やそれを読むコンパイラ等がファイルの種別をファイル名から判断
するためにある。だからOSから見たら .c の部分に特別な意味はなくファイル名の一部でしかない。

Windows だと例えば .exe のファイルなら .exe を抜いた拡張子なしのファイル名を指定して
OSに実行させる事は可能だが、これはOSが拡張子部分を特別扱いしているからだ。
UNIX系OSではそのような方法では実行できずファイル名を全て指定する必要がある。xxx.pl なら
xxx.pl と指定する必要があり xxx のみでは実行できない。その代わり実行パーミッションが立って
いればファイル名がどうであろうともOSはそれを実行しようとする(実際に実行できるかどうかは
ファイルの内容による)。