万葉集巻五 梅花の歌三十二首、并せて序
「初春令月、氣淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香」
初春の令月にして氣淑(よ)く風和ぎ梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後(はいご)の香を薫す