>>549
あなたの誘導に沿って説明しよう。
要素の型をTYPEとすると、要素の1つのバイト数を、E=sizeof(TYPE)であり、
それが、x 個ある場合を考える。
L(x) = H1 + x * (E + P * 2)  // list に必要なバイト数
V(x) = H2 + x * E * 1.5    // vector に必要なバイト数
となっている。
P は、ポインタ1つ当りのバイト数であり、Windows の 32BIT モードの時は、4 である。

これらの関数は、どちらも n に対する1次関数で、
グラフにすると、傾きはそれぞれ、
a_L = E + P * 2   // list の必要バイト数の傾き
  = E + 8
a_V = 1.5 * E    // vector の必要バイト数の傾き
だ。

要素1つ辺りのサイズ E が十分大きい場合、たとえば、100バイトの時を考えれば、

a_L = 100 + 8 = 108
a_V = 1.5 * 100 = 150

となる。

だから、V(x)の傾きの方が、L(x) の傾きのよりも大きい。
だから明らかに V(x) の方が効率が悪い事になる。H1, H2 がどんな
値であれ、要素数 x が十分大きい場合にはメモリ効率の良さは
xに対するグラフの傾きで決まる。H1, H2 は、いわゆる「y切片」
を決めるだけで、x が大きい時には影響はなくなっていくから。