Rubyのコードを書いていて、ときどき indent mismatch のエラーになる
そういうときはどこでmismatchが発生しているのか探すのが大変
(一番最後のendでmismatchが検出されるけど、
それ以前のどこかにあることしかわからないから、
コードをすべて読み直すことになる.)

結局、インデントに意味を持たせなくても(現状でも)、
インデントが狂うと(そしてdo end がmismatchになると) syntax errorになるし、
インデントは正しく保つ必要がある.
(ので、人間の手間としては同じだし、
むしろmismatchをしっかり検出して将来のエラーを減らせるので、人間の手間は減る.)
(現状、indent の mismatch の場合は warning が出る. do end の数が mismatch だと当然ながら error.)

まあ、ただ、機能をあとからあれもこれも追加すると
手に負えなくなって言語が死んでしまう原因となる可能性はある.
endless method定義でさえ、少し中途半端には感じるし、
=で終わるmethodには使えないというのも一貫性に欠ける.

(後方互換性がなくなること、より正確には、syntaxが変わることは
スニペットをsyntax highlightしたいときに困りそう. ウェブサイト等で.)

end が省略できるメリットというのは実際、ごく小さいので、
それに比べるとリスクが大きいよなあ、と思う

あと、RubyはPythonよりも純粋なオブジェクト指向言語で、
method chainを多用するので、
end 省略のメリットはさらに小さい.

大きすぎるリスクを考えると、Rubyはこのままで、
将来、別の言語を作るときに採用、というのが妥当かな.
それに、根本問題として、本当に閉じカッコなしの方がよいのか、というところは
もう少し考えたい. Pythonを数年間使ってみてから結論を出そうと思う.