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海外に目を向けると、ハンガリーやフィンランドではすでに初等教育でプログラミングが導入され、
STEM教育(Science 科学、Technology技術、Engineering 工学、Mathematics 数学の4分野に力を注ぐ)を導入する国も多い。
イングランドでは14年から、5〜14歳の子どもたちは週1時間の「コンピューティング」が必修化されている。

「たとえば、イングランドの5歳児クラスでは、先生が子どもの指示を聞いて、サンドイッチをつくっているそうです。
 『四角い白いパンの上に、トマトをのせて、レタスをのせて……』と、子どもが先生に細かく的確な指示を与えないと、望んだ通りのサンドイッチが完成しません。
 つくるプロセスを細分化し、順序立てて的確に指示をする。これもプログラミングの授業のひとつで、身近にあるものから子どもたちの論理的思考を養っているのです」

プログラミングというと難しく聞こえるかもしれないが、料理のプロセスもプログラミング教育への導入になる。小学校で学ぶ前に子どもに準備をさせたい場合は、このイギリスの例を参考に、まずは料理のお手伝いなど、親子で一緒に取り組めることから始めるのもよいだろう。