本論とは逸れますが、この手の話に宗教や未来人といった確認のとれないものが入ってくるのが、理解できません。
未来人は自分にはよくわからないので、とりあえず宗教について。我々に都合のいい神様なんて居ないし、居ても関与できないし、そもそも碌なものではない、というのは大半の人が納得できると思います。紀元前からの書「物の本質について」にもあるように原理的な考えだと思います。
一方、なぜそれらが廃れてキリスト教的な思想が拡がったかといえば、ひとえに、現実が人類にとって受け入れ難い困難に溢れていたからだと考えるのが妥当です。つまり、飢餓が起き、生に喜びを見出だせない環境では、科学的で無味乾燥な事実より、「我慢すれば神様がそれを評価してくださる」といった精神的な救いを求めるのは自然です。
上の前提は一意見でしかないですが、この前提の上では、神様も宗教も完全な人の創作物です。そんなもの、科学的な議論をする上で何も重要じゃないではないか。