HTMLを仕様として定めると、そのHTMLを前提としたCSSが無秩序に量産されるというリスクがある
そうなると、既存のCSSを変えずに、コンポーネントの構造を変えることが難しくなる
内部実装であるHTMLに、クライアントであるCSSが依存しているからだ

今日はインプットテキストだったコンポーネントが、要件変更で明日にはリストボックスになっているかもしれない
そういった変化があった場合に、コンポーネントのソースコード以外を変更する必要があるなら、そのコンポーネントはインターフェースと実装の分離ができていない証拠だ

HTMLを仕様と定めて、クライアントにCSSの実装を許すと、このような変化には耐えられなくなる
実装であるHTMLを外部に漏らしてはいけないのだ