>>688
平行性のある現代的なプログラミング言語ではデットロックは言語仕様の問題ではなく、食事する哲学者の問題と
同じく制限された個数のチャネルで送られたデータが受け取られていないのに、送信できるようにはなりません。

これがレース競合を起こさないための標準的で安全な手段であり、グローバル変数や変数共有をgoroutine介して
同期ミューテックスもない操作すれば当然警告が出るでしょう。

そもそもgoroutineでのチャネルブロックはデットロックではなく、待機ブロックです。その証拠にSIGINTなどの
シグナルでは待機ブロックでも抜けるはずです。本来のデットロックなら応答しないかゾンビになります
もちろんスレッド(あるいは軽量スレッド)間でチャネルを介してのみデータを共有できるプログラミング言語も
存在しますが、goは親スコープにある変数などを操作できるように利便性のトレードオフ設計であり、より現実的で
効率的だとも言えるでしょう
また制限された個数でないチャネルの場合は送信に受信側処理速度が追い付かない場合、キューイングされて
無限にメモリーが圧迫される危険性があります。

非同期系の言語で使用されるpromiseや、未来値のプレスホルダーを参照するfutureでデットロックが起きないのは
当たり前です。前者は非同期であり並列/並行ではありません、後者は終了時まで待って値を受け渡すだけです。
fork-joinは何が言いたいのかわかりません、actorプログラミングモデルや純関数言語ならその通りですが
共有したいデータが多くの言語でチャネルやパッシングを介してのみなので競合は起こらないでしょうが
いつまで待っても到着しない受信側は、永遠に待ち続けるのは変わりません。

「そういう事をいってるんじゃない」
ま、こういう問題を一切合切、無難に解決してくれる標準的な手段を手続き言語に求めるのは分からなくも
ないですが、最終的にデットロック(あるいは待機ブロックで無限待ち)したらどうするか記述するような
フォールトトレラント処理が欲しいわけでもないのでしょうが、個数が限られている場合のレース競合対策の
ルールなので言語的ではなく、哲学的にどうにもならないと思いますが