一九九二年という古い話ですが
共立出版から出ていた「bit」というコンピュータサイエンス誌の
十二月号に小野芳彦さんの「素人の選挙制度シミュレーション
― 文科系の計算機利用」という記事があって、
そこに「鳥取県の謎」とか「アラバマ・パラドックス」という言葉が
出てくる。それで「クォータ制」とか「ドント式」とかいう
話が出てくると、いわゆる「中選挙区制」から「小選挙区制」に
移行した結果として、「一票の格差」というのはどう解釈したらいいのか、
という話にはなります。維新が躍進したのはいいんですが、「憲法改正」とか
「一院制」とかいったいう話はありますけれども、「国民は馬鹿だから、
説明しても無駄」みたいな態度はいかがなものかと思います。
「解るように説明しろよ!」という、いわゆる「高級プログラミング
言語」の結果としてオブジェクト志向が生まれてきたわけで、そのあたりを
わかりやすく表現できなかったらダメでしょう。