イテレータには狭義のイテレータと広義のイテレータがある
広義のイテレータは狭義のイテレータとイテレータメソッドを合わせたものである

(A) イテレータ(狭義)
Rustで言えばtrait Iteratorを実装するもの
コード上で「impl Iterator for 各イテレータが返す型」となって現れる
各イテレータが返す型は通常structでありimpl Iterator<Item=T>を満たす
メソッドとしてnext()を持ちこれがOption<T>を返す

(B) イテレータメソッド
Rustで言えば上述イテレータ(狭義)のメソッドとなるもの
コード上では「impl 宣言用トレイト for Iterator」の中で現れる
各イテレータメソッドが返す型は任意でありfor_each()のように無しもある
対象となったイテレータ(狭義)のnext()を利用する側となる

>>195
| (1) 発信イテレータ … >>174で示しました素数生成、レンジ(0..n)、配列やVecに対するiter()などチェーンでは先頭に来るもの
| (2) 仲介イテレータ … map()、filter()、enumerate()などチェーンでは中間に来るもの
| (3) 受信イテレータ … find()、fold()、collect()などチェーンでは最後に来るもの

その分類で言えば
(1) = (A) かつ not (B) = イテレータ(狭義)だが イテレータメソッドではない
(2) = (A) かつ (B) = イテレータ(狭義)であり イテレータメソッドでもある
(3) = not (A) かつ (B) = イテレータメソッドだが イテレータ(狭義)ではない