【海外記事紹介】Go言語から離れる開発者が増えている?その理由とは
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Go は 2007 年に Rob Pike、Ken Thompson、Robert Griesemer が開発し、クラウド・インフラ向け言語(“C of the Cloud”)として脚光を浴びた。しかし 2022 年頃から、早期採用者の間で「プロトタイピング専用言語」「入門用言語」として位置づけ直す声が増え始めた。背景にはエコシステムの限界や AI ワークフローとの相性の悪さがある。

Go から離脱する開発者が挙げる代表的な不満点は次のとおりだ。

エラー処理が冗長で、同じ if err != nil パターンが散在する。
goroutine は強力だが、競合状態や静かな失敗を招きやすく、テストが難しい。
“No frameworks” 文化により、共通機能を一から実装する負担が大きい。
Go エンジニアの母数が少なく、採用・オンボーディングコストが高い。
生成 AI が慣用的な Go コードを出力しづらく、Python などに比べ生産性が劣る。

一方で、パフォーマンスとシンプルさを兼ね備えた Zig、豊富なツールチェーンを持つ Kotlin、安全性と速度で評価される Rust などの新たな言語は、Go言語への不満を解消する選択肢として、開発者たちの関心を集めているという。