>>420
開発時にメモリ上にどのようにデータを配置するかの指定は今は一般的にリンカの仕事
パソコンのプログラムはもちろん、マイコンでも今はリンカに対して配置するアドレスを
指定するのが一般的
ルネサスの場合、現行のRXマイコンやRAマイコンなどもアドレスはリンカに指示する

しかしレガシーな開発環境だとアセンブラコード内にアドレスを直打ち出来たりして
>>416の例はそのケースだと思う。今時の開発環境でこのパターンはレアと
思われるので理解を深める必要はないかも

H8の開発環境はないのでRXマイコン(CS+)の例だけど
RXマイコンのリセットベクタのアドレスは0xFFFFFFFCからの4バイト
リセットが解除されるとこのアドレスの値がPCへロードされる(=書かれているアドレスから実行が始まる)
ttps://uploader.purinka.work/src/20992.png
右のメモリダンプを見ると0xFFFFFFFCの値は0000C0FF。リトルエンディアンなので並べ替えると
0xFFC00000となりこのアドレスから実行が開始される
左の逆アセンブルリストで0xFFC00000を見るとPowerON_Reset_PC関数がある
PowerON_Reset_PC関数のソースコードを見ると
ttps://uploader.purinka.work/src/20994.png
#pragma sectionでResetPRGセクションへ配置するよう指示されている(91行目~)
Pはセクション種別で2文字目以降がセクション名
そしてリンカの設定を見ると
ttps://uploader.purinka.work/src/20993.png
ResetPRGセクションは0xFFC00000が指定されていて上記アドレスと一致する