>>181
GC言語では、ポインタと言ってもコストの高いポインタとなっていて、コストの高いガベージコレクションで回収する。
それに加えて、データ競合を防ぐには更に何らかの競合回避コストも加わってくる。

一方で、C/C++ではリンクされたノードリストからノードを外す時に、そのライブラリがノードを解放してしまうと、そこへのポインタを保持していた場合にダングリング発生。
それを回避するためにはshared_ptrなどのコストの高いポインタを使わざるを得ない。
ちなみにC++のshared_ptrはスレッドセーフだからマルチスレッド時でも大丈夫だが、逆に言えばシングルスレッド時には無駄なコストがかかっている。

Rustでは、そこはRcとArcの2種類が提供されており、シングルスレッド時にはコストの低いRc使用、マルチスレッド時にはRcだとコンパイルエラーとなってくれてArc使用と、最小限のコストで済む。
このようにノード解放の観点だけ見ても、考慮すべきことをRustコンパイラは適切に指摘してくれる。