>>649
正答率57%だと理論上は7%分が利益になるじゃない
余談だが、昔読んだ統計学の本で、競馬予想の確率について解説している章があった
その中で大橋巨泉の何十年分の勝ち負けの賞金配分率の結果が紹介されていて
大橋の場合、配分率は80%だったと書いていた。
配分率が80%ということは、100円を賭けた結果のリターンが 80円で
20円の損失を出しいるこということで、勝率に換算すると40%とかそういう値になる。
これはつまり、当時の競馬予想界のトップに居た予想屋でも勝率50%を超えることは
難しいということを示している。
競馬の世界ではその後、2000年台に入ってから株式市場でのインデックスファンド
と似た方式で株券を購入する一種の必勝法が考案され、この結果、年間、数十億円
規模の利益を上げる投資家が出現し、競馬の配当金の課税方式をめぐって国税と投資家の
間で複数の裁判が最高裁まで争われる事態に陥った。
機械学習方式に予想を現実世界に応用する実験は、競馬、株式、犯罪防止とかの
領域で試みられてきたが、少なくとも上記の3つの応用例の場合は全て失敗している。
これは予想が現実世界に影響を及ぼすことで現実世界の状況に変化が生じることに起因している。